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ジンマ農業研究センター(JARC)は、1967年に設立された国家組織。 1960年代にコーヒーが病害により壊滅的な影響を受けたため研究組織として設立されました。 クルメ種は1974年にカタログに登録された品種ですが、JARCが1989年から1994年にかけて農場で栽培されている品種を調査によって特定したことにより、今回のようにクルメ種単一種での収穫・精製され商品化がかなっています。今回のロットは、バンコグティティ村で栽培されたクルメ種で、ガルガリ・ウォッシングステーションで精製されています。 ★ ナチュラル精製ロットは、熟したチェリーを収穫した後直ちにアフリカンベッドに広げ、天候により19日~25日乾燥させます。 その間、決められた工程に従いベッド上で混ぜたりチェリーを動かし均一に乾燥させます。 また、攪拌作業と同時に異物や不良豆を取り除きます。 その後、primrose社の最新のプロセッサーにて脱穀しチェリーから豆を取り出します。 カッピング・・・香味ともに華やかな高級感のある複雑系モカとなっています。 ジャスミン含む花、そこに少しバターのようなクリーミーさが入るエキゾチックな甘く深いモカ香。 風味は特に良い。エチオピアのモカですが、イエメンモカのような複雑系エキゾチックさが感じられます。 ナチュラル精製だけにコクもあり香りと同様クリーミーさもあり、甘い酸味も程よくバランス良いです。 素晴らしいモカです。 焙煎・・ハイ~ハイ+まで。 スクリーンが小さいのでカロリーが入りやすい熱風式焙煎機は焙煎温度に特に注意してください。 しっかりとカロリーをいれながらも浅めに仕上げるようにする事で、明るい酸味を感じるモカに仕上がります。 少し深めの焙煎になりますと、まったりとしたモカ感が出てカフェオレ向きになります。 |
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☆2024年新豆の第一弾はエチオピア プリムローズ社がプロデュースするスペシャルティモカ。
プリムローズ社はAbreham Mengiste氏とMeseret Workneh女史(写真左最下部)によって運営されているエチオピア新鋭のコーヒー会社。 欧米、アジアへ積極的にスぺシャルティエチオピアモカコーヒーを売り込んでいる勢いのあるサプライヤーです。 もちろん、新鋭の会社だけに新しい設備を保有し持続可能な農法・経営を行っており、農場にも農民にも優しい優良企業です。
◆多数あるプリムローズ社のコーヒーから今回選んだのは、イルガチャフェの在来品種のひとつクルメ種単一のスペシャルティ珈琲です。 クルメ種はグジ地区やゲデオ地区でよく栽培されている品種ですが、多くは”エチオピア モカ”という括りで混ざって日本に入ってきてまして、単一品種ではとても珍しいと思います。
◆クルメ種はジンマ農業研究センターによってカタログ化された品種で品種番号は74110。 最初の数字の74は1974年にカタログ化されたことを示します。 クルメ種の特徴は、木は背が低く、葉、チェリー、豆が小さい事です。 またチェリーは小粒だが、収量が高く、香り・風味がしっかりとしているのが風味特徴となります。(写真左上から2番目)