◇さらにウォルカチェルチェレについて
ウォルカWSには周辺の零細農家約845農家から収穫された熟したチェリー(コーヒーの果実)が持ち込まれます。 その845の零細農家は1農家あたり平均約3ヘクタールの小規模な農園を有機栽培にて管理しています。
農園内には、Wanza、Birbira、Keraroや Dokmaと呼ばれる地元の木々が生い茂ります。日差しの強いエチオピアですので、コーヒーは左下写真のようにこれらの高さのある自然の木をシェイドツリーとして利用した日陰栽培で育まれます。
★エチオピア政情と珈琲の動き
エチオピア国内の問題としては、内紛争、深刻な干ばつなどの災害は常にコーヒーの生産にも大きな影響があり価格上昇、品質などに影響を与えています。 また、直近ではハマスやヒズボラとイスラエルの紛争の影響で、紅海南部とそれにつづくエチオピアの主要輸出港であるジブチ港の面前のアデン湾の安全面での問題があります。 この影響でエチオピアからのコーヒー輸出にそのリスクから懸念材料が多々あり価格は毎年の様に上がり今後も上昇傾向にあります。 ただ、大きなリスクのある中で船舶が入港してくれる事にありがたいと感じております。
カッピング・・・モカの中ではクリーミー系部に入る香り。クリーミーな中に華麗な花をベースとした甘い複雑なモカを感じます。 ナチュラル精製モカ風味にジューシーな甘い酸味が絡み、その
バランスが非常に良い。 コクも感じる事ができるモカです。 軽やかながらもしっかりとしたモカですので、
最後まで上質で華やかなモカを楽しめる。
後味は冷めても長く甘く綺麗な上質なモカ風味を楽しめます。
焙煎・・1ハゼ中盤~2ハゼに入る手前での煎り止め。 焙煎後3日目頃から飲み頃で、中浅煎り程度であれば10日目でも香味の変化を楽しめます。