まず生豆を225gをスケールきっちり計ります(チャフ多い豆は200g)
温度:225℃ /時間:20分で設定のうえ焙煎をスタート
1、最初の1分〜8分迄
最初の設定の225℃のまま8分間程度焙煎(室温の低い冬場はもう少し長くてもOK)
225℃-----まず機械の暖気も兼ねての温度設定。220℃程度(釜内の温度は200℃程度を想定)まで温度をあげる感じでゆっくりと豆にカロリーを与えます。
2、9分〜10分迄
200℃〜230℃-----季節にもよりますが6〜8分程度で220℃付近にまで温度が上がってきますので、その後2分間ほどじっくりと表面を焦がさずに豆の旨みを出す焙煎をします。 豆の大きさなどによって微調整が必要ですがモカ等のスクリーンが小さい豆や含水率の低い豆(色は黄色に近い)等は200℃付近で熱を与え、スクリーンが大きい豆や含水率の高い豆(色は緑)等は220℃〜230℃のカロリーをじっくりと与えます。
3、11分〜14分迄
238℃-----少し温度を上げていきます。 ハゼの早い豆はこの辺りからパチパチとハジケ始め、豆は膨らんでいきます。
4、15分〜20分迄
235℃〜245℃-----このエリアで豆は仕上がってきますので注意が必要です!
熱が230℃程度まで上昇した後には、焼き上げたい焙煎度合いに応じて235℃〜245℃の間で調整を行います。
余熱を考慮し理想の焙煎度合いの手前で、コントロールパネルの2つあるダイヤルボタンの内左側の赤いボタン(冷却ボタン)を押して冷却を開始して下さい。
※まずは、シティ程度の焙煎度合いで冷却を開始し、余熱が焙煎にもたらす影響を確認してください。フルシティ程度に焙煎したい場合は、この段階で240℃付近で焙煎を続け1ハゼ中か1ハゼ終わり直後に冷却を開始するタイミングをお試しください。
★煎り止めのタイミングは、毎度焙煎をノートに記録する『焙煎ノート』をつくり、その記録を基に徐々に掴んでいただければと思います。 煎り止めのタイミングが判ってきますと、煎り止めの1分手前で設定温度を200℃以下に下げ、冷却中の余熱の影響を受け難くくする事も可能になります。
■17分目辺りから焙煎は仕上がってきます。お好みの煎り上がりになるタイミングを計り冷却ボタンを押してください。
※焙煎が進み、コーヒー豆の表面に油が少しでも出てきた場合には、直ぐに冷却ボタンを押して冷却を開始して下さい(余熱の影響を考えますと豆の表面に油が出た時点で深煎りに成り過ぎる可能性があります)
※一方焙煎終了間際になっても焙煎が浅い場合には、タイマーダイヤル(右側の青いダイヤル)を右に回して焙煎を延長して下さい。
珈琲焙煎は職人技です。プロでも失敗します。 失敗を恐れず焙煎して、そのデーターを生かして次の焙煎にチャレンジします。 データーを録っている人は、必ず回を重ねる度に焙煎が上手になります。
高温(245℃以上)のまま15分以上焙煎をつづけますと、状況によってはヒーターが劣化する恐れがありますので注意してくださいませ。