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農園があるヌエボ・オリエンテは、その名前の通りグァテマラで最も新しい珈琲生産エリアの一つとなりますが、農家が増え生産エリアという枠組みになってからが新しいだけで、零細農園はその他のエリアと同じような年代から生産を始めております。 そもそもグァテマラにコーヒーが伝わったと言われるのが1750年頃で、本格的に産業としてコーヒー栽培が行われたのが1860年頃です。 それから50年ほど後の1910年代にサンタ・フィロメナ農園は創業されており、グァテマラ的にも世界的にも十分老舗農園となります。 ヌエボ・オリエンテ地区は、1980年代にスペシャルティーコーヒーの需要の高まりにあわせて珈琲農家が増え発展しました。 ヌエボオリエンテ地区はコバン地区同様、曇りの日や雨の日が多く地域によって全く気候が違うマイクロクライメイ ト(微気候)エリアです。 地質は火山噴火のマグマが冷えて固まり長い年月を経て変成した変成岩。 グァテマラでも他の地域には見られないミネラル分に富んだ非常にバランスの良い地質となっています。 サンタフィロメナ農園のマイクロクライメイトは、比較的降雨量が多いとされるヌエボオリエンテエリアにしては降雨量は安定しており、100%の天日乾燥が可能というのが利点となります。 また、雨が降らずとも曇りの時間帯も多いのでじっくりと乾燥させる事ができ、水分値の見極めのタイミングが取りやすい事も良質な珈琲作りのポイントとなっています。 栽培は日陰栽培となり写真のようにジャングル状態の急斜面地でコーヒーは育まれています。 カッピング・・・ワイニー精製らしさのある甘く深いかなり複雑な香り。ドライ感がありカカオ感のある雰囲気のコク。 そして最大の特徴はマラカツーラ種の得意分野である強めのジューシーで強くも甘~い酸味です。 後味はコク深くドライに続きます。品種の特徴が良くでた風味です。 焙煎ポイント・・・ハイ+~フルシティまで自由自在! ハイ+程度ではジューシーな甘い酸味たっぷりに、シティからはちょいカシス系複雑風味+カカオの酸・コク味を楽しめます。 WINWIN本舗的には酸味重視のハイ+推奨。 火の通りが早いので、少し短めの焙煎で。 |
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