★カレンゲラ・カブガウォッシングステーション(K.KCWS)は、2010年に建設されたウォッシングステーションで、328名の近隣生産者のコーヒーを精製しています。
K.KCWSは、ルワンダの南西部に位置するカランビ県にあります。 火山によって生まれた大きな湖であるキブ湖。 そのキブ湖南東部湖岸の地カブガに聳える高標高の丘陵地にある小農家産の珈琲をカブガCWSで精製した珈琲となります。
K.KCWSでは、328名の生産者(内130名が女性)のコーヒーをプロセシングしています。 その各農家の栽培面積をあわせると200ヘクタールになります。 パルパーはマッキノン3ディスクを使用し、75台のアフリカンベッドで天日乾燥しています。 コーヒーシーズンには3ヶ月にわたって約100名の女性労働者を雇い、ハンドピックを行って仕上げます。
※ルワンダのコーヒー生産は主に、ウォッシングステーション(精製所)単位で行われており、農園名にCWS(コーヒーウォッシングステーション)という名が入ります。 そのウォッシングステーションに加盟している近隣の農家の珈琲を精製し、ウォッシングステーションのブランド名にて世界に輸出されます。 ルワンダのコーヒー生産初期の2002年には精製所はたったの2か所しかなったのですが、その10年後には214まで増えたCWS。 国家プロジェクトで始まったルワンダの珈琲生産ですので、システム化されており精製所単位での珈琲が一般的となっているのです。
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K.KCWSはカレンゲラ・カブガ地区の半径2km程度の限られた小農家にのみ開かれており、その条件が質の高い珈琲を生産する要因の一つにもなっています。 これはゾーニングといって、国家指導の下で広がりつつある制度です。 K.KCWSの周囲はアフリカの高標高の山奥です。 その近隣にある小農園は、西にキブ湖と東にニュングエ自然保護区に挟まれた高標高の山ですので、かなりの寒暖差のあり、コーヒー栽培には好条件のCWSとなります。 道路インフラがまだまだ整備されていないエリアですが、2km圏内の農家であれば徒歩や自転車等の日常の足でも最高の状態でチェリーを個々の農園から持ち込む事が可能となります。 高い山で収穫したコーヒーチェリーの質を落とすことなく、精製する事が可能である事が素晴らし珈琲の風味を作りだします。 カッピング・・・毎度の香味ですので、持ち味なのでしょう、黒糖のような甘さに少しドライ感を出したような複雑な香。 しっかりとした酸味とまろやかなトロッとしたコクのバランスがとても良くスイスイといける。,ルワンダ産珈琲の初期にあったような懐かしさのある風味。 後味も黒糖とコク味を継続し複雑な風味のある珈琲に仕上がっている。 焙煎・・・ハイ+~フルシティ。 シティ程度でコクと酸のバランスを出した焙煎がお薦め。 |
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