WINWIN本舗では、2020年のイエメニアの世界デビューから2季に渡ってチェックを行い、確信をもっての販売に至っております。  今季日本入荷ロットは、昨季よりも風味のブレが少なく、存分にその独自が持つ風味であるイエメニア風味を楽しめるロットなっています。
 まずは、今回の新品種
イエメニアの説明から・・
◆イエメニア種とは、2020年8⽉14⽇にACE(Alliance for Coffee Excellence)とQima Coffee、そしてDr. Christophe Montagnonにより発表された珈琲の新たな母体原品種でありイエメンの固有種です。

コーヒーの種について少し簡単に説明しますと・・
珈琲の原種は大きくは3つ、
リベリカ種アラビカ種カネフォラ種(=ロブスタ種)とされております。 現在主に流通している珈琲は、その内アラビカ種カネフォラ種を原種とする品種となり大きく分けても何十種類と存在します。 その何十種類とある品種の大部分を占める母体種となっているのが、アラビカ種からの原品種となるティピカ種ブルボン種です。 この2品種が、これまで2大原品種とされています。 その2大原品種とされていたティピカ種とブルボン種に加えて今回新たに発見された原品種が、このイエメニア種なのです。
 
イエメニア種単体だけでなく、イエメニアが母体原品種となり今後新たな珈琲品種がどんどん生み出されてることも期待されています。
イエメニア種は、ヒトの DNA 鑑定や親子鑑定にも実用的に利用されている信頼度の高いマーカーであるSSRマーカーによるゲノム解析で新品種と認定されており世界的に発表されております。 

今回のロットの生産エリアは、イエメン西部にあるのサナア行政区画内北西部に位置するKharijiya(ハリジヤ)の山間部に位置します。 ハリジヤは、Jabal al-Shaja(ジャバルアルシャハ)として知られる山々が連なる穏やで爽やかな気候と透き通った空気で知られる地です。 6万人弱が住むハリジヤの人口の内少なくとも1000家族が海抜1700〜2300メートルの標高でコーヒーを栽培に従事しています。  元々イエメニア種は、ハリジヤ地区にあるベイトアラル村で最初の発見され、そのハリジヤの山々に広く生息されているという事が判った経緯があるため、ハリジヤは必然的にイエメニア一大産地となっています。
 QIMA ハイミ スペシャル リザーブ イエメニア ナチュラル

生 産 国: イエメン
生産地域: サナア Hayma Kharijiya村エリア
珈 琲 名: ハイミ スペシャルリザーブ
業   態: 契約農家からの集買
品   種: イエメニア
規   格: スペシャルリザーブ
スクリーン: 14UP
標   高: 2000m~2300m
収 穫 期: 10月~12月
 精製方法: ナチュラル精製
乾燥方法: 天日乾燥
クロップ年: 2020/2021
日本 到着: 2021年10月
梱包・保管: 特殊ナイロン/定温倉庫

今回のロットの生産エリアのKharijiya(ハリジヤ)はQIMA珈琲社管轄のイエメニア珈琲生産地の中で、良質な珈琲を生産する量が最も多い優良エリア。 カップオブエクセレンスなど主催するthe Alliance for Coffee Excellence (ACE)が主催するイエメンのオークション、ベストオブイエメンでも、入賞ロットを生産する主要なイエメンのマイクロ産地7か所の内、このKharijiya産地の珈琲が全入賞ロットの過半数以上を占めるほどの名産地となります。
このイエメニア珈琲を一括で管理するのが、QIMA珈琲社です。 イエメンで初めて認可を受けたスペシャルティコーヒー製造企業でして、これまでの良くも悪くも原始的だったイエメンのコーヒー生産を覆す最先端の手法でコーヒー生産を行っています。
QIMA社は、チェリーを生産者と収穫するところから、中東最大の処理施設でパラボリックベッドに載せて乾燥させるところまでの生産プロセスの全手順を管理.指導して一定の基準のスペシャルティ珈琲に仕上げますとは言いましてもやはり険しい環境のイエメンです。 スペシャルティ規格とは言え、どうしてもその精製過程ゆえに豆面は他国比較では綺麗ではありません事、我々消費国が理解する必要があります
■零細農家からの珈琲チェリーの買い付け一つをとっても徹底しています。イエメンのコーヒー生産者は、極小規模であり最小で一人当り僅か2kg程度しか栽培していません。岩が散見される中東の2000mの高地では、生産効率は悪くそれゆえに希少価値が世界に認められているのです。 しかし、
イエメニアを生産するそれらの極小規模の農家からも個別に直接コーヒーチェリーを買い付け、また追跡できるよう管理しています。

カッピング・・・ まずは香りにその原品種ならではの個性の主張があります。 QIMA社や世界中のロースターがフルーツに例えたり甘味に色々と例えて評価していますが、WINWIN本舗的にはアイリッシュクリームやショートケーキ(生クリーム)の雰囲気がまとわりつく中エスニックスパイスやラム酒などを複雑に感じるイエメンエキゾチック香と評させていただきます。2年前のイエメニアデビュー時からこの独特の香りが確認できていますので、これがイエメニアらしい香りなんだと思います。 風味にもこのクリーム味が纏わりつきます。 これまでのイエメンらしいエキゾチックなあの風味の中に、新しいイエメニア風味が入っているという感じです。 全体的に豪華なイメージのイエメンモカらしさも感じますが、でも全くのベツモノの風味です。 酸の入り方もとても綺麗で、後味もコク深く続きます。 毒されていない純粋な珈琲ですので、新たなイエメンの風味と言って良いでしょう。 高級味です。 冷めてもそのイエメニア風味は続きます
焙煎・・ 度合はミディアム~ハイ+まで
イエメンの妖しさをもったコクのある風味を簡単に出す事ができます。 
  アロマ:  
  ボディ:
  酸 味:
  後 味:
Haymi Special Reserve
YEMENIA
Kharijiya
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